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例題集 - Radiation -

 

[1] EPRI:使用済み核燃料のドライキャスク保管システムの熱伝達解析

 数値モデルは4つの要素から成り立っている。使用済み核燃料コンテナー、ステンレス熱シールド、コンクリートの囲い、そして空気ダクトである。空気は理想気体として扱われ、浮力をブジネスク近似で設定している。乱流標準k-εモデルに壁関数を使用することで考慮されている。固体材料の関連した物理特性(密度、熱伝導率、放射率)は、想定されている温度範囲では一定として扱われる。固体表面間で交換されている熱放射エネルギーは、内部の障害物を含む放射加熱到達率モデルを基に計算している。

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[2] FUELSTOR:核貯蔵施設の熱伝達解析

 このCFDモデルは、貯蔵施設の4分の1モデル化しており、ひとつの面は鉛直方向の座標面に一致し、他の面はこの面に垂直である。ふたつの対称面と外側の平板の境界条件は、自然対流と全系の熱輻射特性を再現するように調整されている。

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[3] FURNACE:核貯蔵施設の熱伝達解析

 放射熱伝達特性を溶鉱炉の2次元モデルで検討する。床面は1800Kで放射率0.85に設定されている。残りの内壁は放射率0.75で熱流束0と指定されている。中央のブロックを含む全ての障害物には共通のレンガの熱物性値を与えている。時間刻み幅は50秒で、終了時間は1000秒である。

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[4] RADTEST:内部障害物の放射性熱伝達

 このCFDの例題モデルは放射、対流、および熱伝導による熱移動を計算している。熱を放射する壁が、二つの障害物(鉄とコンクリート)の表面に設定されている。外側の放射する壁には、熱流束も定義されている。単一の流入境界条件が、ふたつのチャネルで同じ流入条件になるよう設定されている。浮力はブジネスク近似で指定されている。

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[5] RADTRI:三角炉の放射

 ひとつの面が高温でもうひとつの面が断熱された長い三角形のダクト状の炉について放射伝熱特性を調べる。塗装されたパネルが第三の面を占め一定温度に保たれる。検証のため、断熱面の定常状態の温度を既存の解析解と比較する。

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